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歩いてきた場所









小さな写真。




今日は毎年恒例となっている年末のご挨拶へ行ってきました。




今は昔
以前住んでいた駒沢の自宅から程近い場所に
四畳半のアトリエを借りていたのです。
Uさんという家主さん宅の二階には、全部で6部屋あって
その中の一部屋が私の画室でした。




そこでお世話になったのは4年弱くらいかなぁ。



今思うと、思い出が深すぎる。
っと思うようになる程、あの頃とは全く違う生活の中にいる。







主人の運転で、助手席に娘、
Uさん宅へ向かって走る。
もう300mくらいで着くところで、一人の男性の後ろ姿が見え
それがUさんだと直ぐにわかった。

Uさん宅前に車を止めてもらって下車。
振り返ってUさんに手を振ると、
少し間を開けてから手を振って下さった。



Uさん「あぁ○ちゃんがもうこんなに大きくなったの!?」
「○月○日で4歳になったんでしょ!」

っと娘の名前も誕生日も覚えて下さっていたので
とても驚いたし、ありがたかった。
毎年年末くらいしか伺わないのに。




ご自宅の玄関先で暫しお話を。



持病と向かい合いながら、
毎年「もうだめ」「もうほとんど見えないの」っと
Uさんの奥様。
それでも一人でバス停までなんとか歩いて美容院へ行ってきたらしい。
勿論、歳を重ねてきたのがわかるけれど、
それでもまだまだお元気そうで良かった。
Uさんご夫婦はおそらく70代後半。



思い出話や、娘の話。。。

しかし長居にならないように「良いお年を」と。






車に乗って、景色を眺めながら、
Uさんご夫婦のお顔や話を繰り返し味わい、
随分とノスタルジックな心境に陥ってしまったのです。




駒沢界隈を車の中から眺めながら、
なんともやりきれない気分になってきた。


懐かしさがまだ生々しい。





上に載せた写真は、その画室の窓。











東京に来てまだ8年かな。
それでも既に思い出深い人や場所がそれなりに出来ている。




昔に、あの頃に、戻りたい、、、
なんて、全く思わない。


思わないが、強く愛おしくて切ない。




一時一時、二度と戻れないという当然のことが
こんなに自分に押しよせてきて切ないのは
それだけ自分も歳を重ねてきたということと
新しい生命に出会って 今 の中にすっぽりと居るからかと。






Uさんからお年玉をもらった娘。
Uさんから美味しそうな瓶詰めの黒豆と栗を頂いた私。






Uさんの奥様は私を
「やぶきちゃ〜ん」っと呼ぶ。

「やぶきちゃん、生活や育児もあるだろうけど、私、
やぶきちゃんには絵を描くの続けて欲しいと思うのよ」










歩いてきた場所。

今歩いている場所。

電動自転車に頼る毎日だけど、
少し歩こうと思った。































 
author:矢吹沙織, category:日々のコト, 23:28
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Comment
「やぶきちゃ〜ん」が懐かしい画室の窓
これはその時の窓だったのですね・・・
いろいろな思い出がある場所なんですね
吉野の宮司, 2015/12/30 11:44 PM
宮司さん
色んな場所にそれぞれの思い出。。。
吉野にも!また思い出を増やしに行きますね。いつの日にか。
矢吹沙織, 2015/12/31 1:14 PM









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